■色・味わい/白・辛口
■ブドウの品種/グリューナー・ヴェルトリーナー
■生産国>地域/オーストリア>ニーダーエスタライヒ
■生産者名/ヴィティクルトゥーア・モーザー(セップ・モーザー)
■自然派/オーガニック
■度数/
■容量/750ml
■コメント・備考/『有機栽培ブドウから造られた入門的なグリューナー・ヴェルトリーナー。輝きのあるグリーンがかったイエロー。リンゴや柑橘系の魅力的な風味を持つ、新鮮で生き生きしたワインです。
<ワイナリー情報>
ヴィティクルトゥーア・モーザーはヴァイングート・セップモーザーの新しい名称です。
セップ・モーザーは誕生してわずか20年の若いワイナリーですが、家系図をたどると150年の歴史があります。現当主のニコラス(愛称ニキ)は6代目ですが、彼の祖父は、1950年代にレンツ・モーザー式という葡萄の木を高く仕立てる方法を開発してオーストリアワインの生産量アップに貢献したレンツ・モーザー博士。その双子の息子のうちローレンツが醸造を、セップが栽培を担当してワイナリーは発展しましたが、1980年代半ばに倒産の危機に追い込まれ、ワイナリーを売却。セップはクレムスタールのローレンドルフとブルゲンラント州ノイジードラーゼーのアペトルンの最良の土地だけをもって独立。かつてモーザー家が所有していたアトリウムハウスを買い取り、1987年に新しいワイナリーをスタートさせました。
ニキは地元・クレムスの大学でワインマネージメントを学んだ後、ブルゴーニュとボルドーで研修を積み2000年から栽培と醸造の指揮をとるようになりました。
祖父、父と同様、ニキは栽培に重きを置き、健全で環境に優しい葡萄造りがポリシー。2006年からは本格的にビオディナミに取り組み、オーストリア初のデメター認証を受けた生産者の一人(2009年から)で、若い世代の自然派のリーダー的存在です。「きっかけは2000年、友人たちと訪れたアルザスでピエール・フリックとマルク・クライデンヴァイスの畑を訪れたこと。べと病がまん延した年だったが、ビオディナミの彼らの畑は見事に健全だった」。彼らは畑で何時間も話してくれたそう。その後も彼らのアドバイスを受けつつ、地元のデメターの講座に通い地元の篤農家の指導を受け、ビオディナミに取り組み始めました。最初はオイディウムの被害で大幅に収量が減ったたけれど、今畑は自力で抵抗する力をつけたそう。
醸造については、設備は超モダンながら、できる限り自然に発酵を心がけています。2005年からは「ミニマル」という新しい試みにチャレンジ。グリューナー・ヴェルトリーナーを野生酵母で発酵し1年後にフィルターをかけずに澱引き、さらに半年樽熟成、瓶詰めもノンフィルター、SO2もわずか30mgと、人為的介助をミニマル(最小限)に抑えたワインはオーストリアではきわめて異例。「まるで100年前に造られたワインの味がする。今主流のフルーティーさはないが、ミネラルからくる奥深さと余韻の長さがある」という自信作です。
クレムスタールはドナウ川の北側にある渓谷で、東側のハンガリーから来る温かいパンノニア気候と、北のヴァルドフィアテルの森から来る冷たい風が循環し、昼夜の寒暖の差が葡萄にエレガンスを与えます。その北東部に位置するローレンドーフは、オーストリア一長いケラーガッセ(ワイン貯蔵庫通り)が並ぶかわいらしい村です。一方ノイジードラーゼーのアペトルンはオーストリアで最も温暖なため、ツヴァイゲルトなどの赤品種と貴腐ワインで有名です。畑は野生の動植物の宝庫であるノイジードラーゼー湖国立公園の中にあり、2006年からセップ・モーザーと地元のWWF(世界自然保護基金)とのコラボレーションが実現。セップ・モーザーのスタッフは夏の間仕事が終わると、公園の周りの掃除をし、代わりに貴重なハーブなどを含む切り枝をもらい受けそれらはコンポストとして使われます。セップ・モーザーとWWFのダブルネームのツヴァイゲルトは、売り上げの一部が公園環境の保護に使われています。』輸入元資料抜粋